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ルール

RULES

MKTを歩くハイカーが守るべき8つのルール

摩周・屈斜路トレイルは国有林、国道、道道、町道、農道なども含めて、関係者また地元の方々の理解により、成り立っています。誰もが心地よく歩けるようにルールを策定しました。

■免責事項

摩周・屈斜路トレイルのコース上で発生した事故やけが、損失については各個人の責任となります。この免責事項を許諾することで、トレイルへの立ち入りを可能なものとします。

  1. トレイルのルートを歩く
    摩周・屈斜路トレイルは阿寒摩周国立公園内に位置しています。定められたルート以外の森林や畑、私有地などに入らないようにしましょう。特にアトサヌプリ(硫黄山)周辺は、阿寒摩周国立公園の中でも特別保護地区に指定されています。コース外を歩くと、農作物や植生などを損なうリスクがあります。畑への侵入は菌を持ち込むことになり、農作物に多大な被害を与える可能性があります。また大型の農機も通りますので、接触事故を避けるために十分に気を付けて歩くようにしましょう。

  2. 動植物を大切にする
    トレイル上で出会った動植物はそっと見守りましょう。保護の必要な植物も存在します。また野生動物には近づかず、餌を与えないでください。

  3. 他人に配慮する
    誰もが心地よくトレイルを利用できるように、地元の人々や他のハイカーに配慮した行動を心がけましょう。各コースのスタート・ゴール地点では所定の場所へ駐車をしてください。

  4. ゴミは全て持ち帰る
    ゴミや残飯を野外に残してしまうと、それらを食べた野生動物が病気になったり、自分で餌を取ることができなくなります。餌付くことで人間に危害を加える可能性もあります。トレイル上で見つけたゴミも拾うように心がけてください。

  5. トイレは所定の場所を利用する
    トイレは可能な限り、所定の施設をご利用ください。やむを得ない場合は携帯トイレを使用するなど、適切な場所と方法で処理をしましょう。

  6. 下調べをして、計画どおりに歩く
    トレイルを歩くことは全て各個人の責任となります。安全のためにも事前に歩行距離、天候、日没時間などの情報を収集して、計画を立てた後に歩きましょう。

  7. ヒグマの情報を収集して、十分に備える
    ヒグマは北海道の広い範囲に分布、生息しています。出没情報や遭遇時の対応などを事前に確認し、トレイルを歩く際には熊鈴や笛、熊スプレーなどを携帯しましょう。

  8. 野営や焚き火は指定された場所で行う
    摩周・屈斜路トレイルは国立公園内に位置しており、豊かな自然に囲まれたトレイルです。ありのままの自然を維持し、誰もが心地よく使える環境を維持するため、野営や焚き火はキャンプ場など指定された場所でのみ行うようにしましょう。
    • また、下記“Leave No Trace”もご確認ください。

“Leave No Trace”を遵守し、ありのままの自然を大切にする

“Leave No Trace”(リーブ・ノー・トレース)とは、泊まった痕跡を残さず、ありのままの自然を維持するという意味で、アメリカのロングトレイルおよびハイキング・カルチャーにおいて当たり前の考え方として定着しているマナーです。

“Leave No Trace”という組織もあり、自然保護や動物保護のために世界中でさまざまな活動を展開。その基本原則は、アメリカのロングトレイルや国立公園、林野局をはじめ、公的機関や大学、野外教育団体、環境教育団体など、世界各国の組織で活用されています。

摩周・屈斜路トレイルは、
“Leave No Trace” の考え方に賛同し、
7つの原則を遵守します。
  1. Plan Ahead and Prepare(事前の計画と準備を徹底する)
  1. Travel and Camp on Durable Surfaces(歩くのも泊まるのも影響の少ない場所を選ぶ)
  1. Dispose of Waste Properly(ゴミを適切に処理する)
  1. Leave What You Find(見たものはそのままにしておく)
  1. Minimize Campfire Impacts(焚き火の影響は最小限にする)
  1. Respect Wildlife(野生動物を尊重する)
  1. Be Considerate of Other Visitors(他の人に配慮する)

オウンリスクという考え方

なだらかな道がつづく摩周・屈斜路トレイルですが、大自然のなかを歩くため、危険がつきものです。準備不足が事故につながることもありますので、下記を徹底し、自分の身は自分で守りましょう。

  • 悪天候下でも耐えられる安全な装備、エマージェンシーキットを持って歩く。
  • 地図を携帯してつねに現在地を把握しながら道に迷わないようにする。
  • 技術、体力、経験に応じた無理のない計画を立てる。