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「旧釧路鉄道跡」新ルートハイクイベントレポ

満員御礼!ご参加ありがとうございました!

さてさて、つい先日イベントを開催しましたので
そのレポートをお届けします。

イベントフライヤー

町内外からたくさんの皆さん!なんと遠くは江別からも。ありがとうございました!



満員御礼!
弟子屈町の広報とSNS(instagramフォローお願いします)で募集しましたが
募集1週間ほどで定員に達しまして、我々運営一同驚きです。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
そして今回ご参加できなかった皆様、是非次回ふるってご応募お待ちしております。

今回のルートおさらい

今回のルートはココ。

石山林道出口を起点とし、川湯温泉街(つつじが原探勝路出口)を終点とした約10kmのルート。
詳細はコチラをご覧ください。

目玉は「旧釧路鉄道跡」。
以前は国道のアスファルトしか通れなかった区間を
数年の整備や各所調整を終え、この日から新たに歩けるようになったのです。
今回のイベントはそのお披露目?新ルート公開?も兼ねていました。

かつての鉄道路を確認しながら、トレイルを歩きます。

さて、この「旧釧路鉄道跡」。
どんな場所かといいますと
今から遡ること約130年前、北海道で2番目の鉄道「安田鉱山鉄道」として
川湯は硫黄山から標茶まで、採掘した硫黄を運ぶために実際に鉄道があった区間なんです。
詳しいことはまた別の機会にとして、ここではざっくりと、
北海道、そして釧路エリアの発展に欠かせない
「硫黄採掘」「囚人たち」の歴史を紐解くサインがたくさんあるトレイルというわけです。
阿寒摩周国立公園、そして摩周屈斜路トレイルの雄大な自然だけでなく
歴史も感じられる区間なのです。

イベントの様子を写真でふりかえります

今回のメインは先に紹介した「旧釧路鉄道跡」ですがこの区間は、他にも魅力が沢山詰まった区間。
イベントの様子を写真とともに振り返ってみましょう

集合〜ラジオ体操〜スタート場所へ

てしかがトレイルクラブ会長の土屋から一言挨拶を

久しぶりにラジオ体操はいいもんです

石山林道終点〜旧釧路鉄道へ

旧釧路鉄道跡についてガイドの藤原から解説
この場所は・・・
かつて硫黄を運び出すために・・・現在では考えられない苦労が・・・と土屋
歴史は知れば知るほど面白いです。
森の中の紅葉がちょうど見頃でした。
カツラの葉のあま〜い香りを
立ち枯れた木はキツツキたちの良い餌場です。
むむ!ここはかつての鉄道跡!森土している場所もあれば、掘削して鉄路を敷いた区間もあるのですね〜。
できるだけ水平に、ということでしょうか。
足元には白くてかわいいフッキソウの実

国道391〜農道を歩き〜川湯駅へ

国道から農道に入ってしまえば、畑に挟まれた気持ちの良いアスファルト歩きです。
農作業車が通る場合は必ず片側に寄って道を譲りましょう。
硫黄山が近づいてきます。「あそこから硫黄を運んでいた道がさっきの鉄路跡・・・」。
スタッフは途中ゴミ拾いもしながら。
偶然ハイカーさんに遭遇!美留和駅〜屈斜路プリンスまで歩かれるそうです。楽しんで!
川湯駅までの区間、現在の釧網線もまたぎます。ココから見える硫黄山がたまらんです。

「カンカンカンカン」「わ〜!ちょうどきた〜!」
1時間に1本もない釧網線。時刻表をチェックしてそこに合わせてここを通るのも楽しみの1つかも。

川湯駅〜青葉トンネル〜硫黄山〜川湯温泉街(つつじが原探勝路出口)

川湯駅前は面白いお店が数軒並びます。
パン屋、ケーキ屋、酒屋、骨董品屋などなど、ついつい寄り道〜
青葉トンネル。ここも旧鉄路跡。
かつての採掘場所、硫黄山に近づいてきました。
森の抜けるとドーンと硫黄山が
つつじが原を通り、ミズナラ枯葉を踏むカシャカシャ音を楽しみながら森の抜けてゴール。

自然と歴史を感じる道

改めて感じたのは
この区間(この区間以外もですが)
旧釧路鉄道跡、農道、畑、硫黄山、線路、駅前、お店、人、温泉・・・と
自然はもちろん、歴史、人の魅力が沢山詰まった道ということです。

今回はイベントでのハイキングでしたが
摩周屈斜路トレイルはどなたでも歩けるトレイルです。
ぜひ、かつての歴史に想い馳せながら、
ゆっくりと自分のペースで、好きな季節に、歩いてみませんか?

ではまた。