地元の小学生12人が摩周・屈斜路トレイルを歩いた記録 第3話

文 :金子 綺咲・藤原 尚大(川湯小学校 令和5年度5学年)写真:川湯小学校 編集:MKTマガジン

「小学生が摩周・屈斜路トレイル50キロを完全制覇!」

2023年晩秋、こんなニュースが弟子屈町内を駆け巡りました。
成し遂げたのは、川湯小学校の5・6年生12人(2024年3月現在)

この連載は、小学生が自分たちの言葉で綴った、摩周・屈斜路トレイルの紹介です。みずみずしい視点、歩いて生まれた連帯感。我らがふるさと・弟子屈の魅力が散りばめられたレポートを、7回に分けてお届けします。

STAGE 3 個性豊かな植物達と出会えるロングコース!

スタート地点は硫黄山が綺麗に見える絶景ポイントです!
この日は、硫黄山はあまり見えませんでしたが、みんな元気よくスタートしました!

6月19日。今回歩いたSTAGE3のルートは、
2回目のゴールであった絶景ポイントからスタートです。

そこから歩いて、川湯駅前→青葉トンネル→硫黄山→つつじヶ原→川湯ビジターセンターで休憩とお弁当→川湯園地で鬼ごっこ!→くたくたに疲れてから、さらにゴールのオリエンタルランドまて歩いて、12.8kmの長丁場でした。

全てのコースで1番長いコースです!
疲れたけど、みんな元気に最後まで歩きました。
私たち、体力がついてきたかもしれません。

広々とした麦畑を見ながら、川湯温泉駅へ向かいます。
トレイルの途中にあった林に大きなふきがあったので、
傘みたいに持ちながら歩いていきました。

駅につくと、駅のホームは涼しくて、とても気持ちよかったです。

駅前の酒屋さん、「西沢商店」のご主人が、カルピス味の飴をくれました。
エンジェルさんに感謝!

青葉トンネルは、葉っぱを踏みながら歩きました。
新緑がきれいでした。

硫黄山をバックに写真を撮りました。
煙がもくもく出ています!

イソツツジテラスに到着。
一面にイソツツジの白い花が広がり、白いじゅうたんみたい。きれい!

ビジターセンター2階で購入できる「ます焼き」。
あんことクリーム、どっちもおいしい!

オリエンタルランドのイチゴ農園が今回のゴール。
スタート時は曇り空だったけど、
元気にスタートして、元気にゴールできました。
天気も、気づけば青空になっていました。

川湯ビジターセンターの「ます焼き」、美味しかったです。

12.8kmという長い道のリでしたが、
見どころいっぱいでとても楽しかったです。

STAGE 3の見どころ、個性豊かな植物達を紹介します!

ハナゴケです。赤い部分がマリリン・モンローの唇に似ていて、モンロー・リップとも呼ばれます。

アヤメ。紫色がとってもおしゃれで綺麗!

ゴゼンタチバナです。アカエゾマツの森に一面に咲いています。白い花がとてもかわいい!

ギンリョウソウといいます。とても不思議な形です。
違う呼びかたでユウレイダケとも言います。確かにそんな感じ!

マムシグサ。茎の模様がマムシそっくりでした!

最後はイソツツジです。小さな花が集まリ、まりのようになっていて綺麗です!つつじヶ原の主役です。

作成 金子 綺咲 藤原 尚大

金子 綺咲(川湯小学校 令和5年度5年生)
藤原 尚大(川湯小学校 令和5年度5年生)

※この記事は、弟子屈町立川湯小学校5・6年学級(令和5年度)の生徒によるパンフレット「弟子屈再発見!」(全16ページの小冊子)からの引用です。「弟子屈再発見!」は令和6年1月に500部発行。川湯ビジターセンターや道の駅摩周温泉などで配布、町内の公共施設で閲覧することができます。

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Writer

『MKT MAGAZINE 』とは、摩周・屈斜路トレイル(MKT)を歩くことが『もっと面白くなる』マガジン。

総距離50km(2023年4月現在)のトレイル上とその周辺には、
火山、湖、温泉、それらがつくりだす独特な自然景観と植生、
アイヌの歴史、そして現在ここで生活する人々の暮らしなど
この土地ならではの魅力と物語が詰まっています。

『MKT MAGAZINE 』ではその魅力をよく知る人々、MKTを愛する人、摩周・屈斜路のフィールドを愛する人と共にMKTならではの情報を発信していきます。

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